銀座に曲がったビル、出現!
はてさて、銀座2丁目のマロニエ通りにあるこのビル、耐震偽装による強度不足のために曲がってしまった、というワケではなく、もちろんゴジラがひねって曲げてしまったわけではない。
こういう曲がったデザインのビルなのである。
この変わった外観のビルは、デビアス ダイヤモンドジュエラーズ(本社はイギリスらしい)の「デビアス銀座本店」のビルだという。
(参考URL 銀座経済新聞 http://ginza.keizai.biz/headline/601/ )
ビルに近寄って見ると、3月28日に開店するというような表示がある。
道行く人々も、いきなり出現したヘンなビルに驚いて、思わず携帯で写真を撮ってしまう人が多い。
よくもこんなデザインで建てられたなあ、と思って、建物の周りをしげしげと眺めてみると、なぁんだ、ダイナミックに変形しているのは、通りに面した1面だけで、ほかのタテ3面はふつうのピンと立っている直行の面になっている。
表側の方から見ると、変形している面が前うしろに波だっているだけでなく、横方向にも屈曲しているので、ビル全体が曲がっているように錯覚してしまうのだ。
人間の目がいかに騙されやすいのか、体験する意味でも一見の価値ありだ。
おりから、赤白ストライプの色が近隣住民から嫌われた楳図かずおさんの自宅が完成。一応、近隣住民の仮処分申請は却下されたようだが、「色」への好悪の感情問題は今後も続くだろう。
じゃあ、このような「形」はどうなのか。
このビルは商業地区内だからいいとして、住宅地だったらどうなのか。
「あの曲がっている形を見ると吐き気がする」 「生活上、不安感を煽られて堪らない」 というような近隣住民からの訴えがくるのかしらん。
それにしても、表参道のプラダビルといい、ファッション系(ジュエリー系)は楽しい外観がお好きなようだ。
目を楽しませてもらっているので、商業地区なら、ヘンな形のヤツがどんどん建ってもウェルカム、である。
日時: 2008年03月14日 11:08 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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