痴漢を「目撃」それとも「間違われた?」
上の写真は、このところ駅でよく見るポスターである。
この被写体の男性の表情が、なんとも言えず、複雑な胸中を示している。
だけど、このポスターを眺めていて思ったのだけど、
『今朝、痴漢と
間違われて逮捕。
問答無用だった。
思いこみは、
非常に怖いと思った』
こんなコピーライトでも、ぴったりくる。
つまり、映画「それでもボクはやってない」に表現されているように、
痴漢が逮捕されると、このポスターのように「情けないヤツ」と思う人は多いが、
けっこう本人は「冤罪」という場合も多いのではないか。
そして、そうなるケースは、言っちゃ悪いが、「痴漢でもしそうな風貌の人」が、
間違われてしまう可能性が高い。
とにかく、被害女性や周りの思いこみは怖い。
むかし見たテレビ番組で、アメリカのレイプ事件をとりあげ、犯人はこの黒人ですと被害者に指示された容疑者が、まったく違う人だったという事があったという。薄暗い中で本当はよく覚えていないのに、犯人は黒人であって、ちょっと似ているというだけで、犯人にされてしまった。このケースでは寸前のところで真犯人が自供して助かったらしいが、被害者自身が、この人です、と言うと、周囲もそのまま信じてしまうという例である。
あまり満員電車に乗ることのない筆者であるが、満員のときには、両手を上に上げておこうと思う。
いや、べつに筆者が「痴漢でもしそうな風貌の人」ってワケじゃなくて(汗)、「李下に冠をたださず」という心がけの問題なんである。(ホント)
日時: 2008年03月11日 14:47 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
« 病院にスターバックス出現。 | メイン | プリウスのタクシー、発見。 »
トラックバックURL
http://www.n-e-t.tv/n-e-t_cms/tb.cgi/22